• 選び抜いた天然石で意思・意志・遺志を込めたジュエリーを制作

選び抜いた天然石で意思・意志・遺志を込めたジュエリーを制作

天然石でご縁を結ぶ いし結い師よりこです。

 

龍といえば運気の象徴、あらゆる気の流れを作り出し循環させてくれる吉祥のシンボルですが、そんな龍に子供がいたことをご存知でしょうか?

なんとその子供たち総勢9匹❗️

しかも姿形も性格もなんとも個性的なんです✨

 

竜より生まれ出た9つの子供たち 竜生九子(りゅうせいきゅうし)

 

竜生九子とは中国の伝説上の生き物。その特徴は様々な書物に記載されています。

書物によっても名前や順番が異なってくるのですが、『升庵外集』の記述からご紹介してゆきますね☺️

 

長男 贔屓(びし)
重きを負うことを好む。

中国の伝説によると、贔屓は龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子のひとつで、その姿は亀に似ている。重きを負うことを好むといわれ、そのため古来石柱や石碑の土台の装飾に用いられることが多かった。
東西南北を司る風水四神でも一番長老とされた神、玄武も亀の姿をしているけど。やはり年長さんは亀の要素を持ってるんでしょうか?兎にも角にも縁の下の力持ち。

 

次男 螭吻(ちふん)
遠きを望むことを好む。

姿は「獣に似ている」とだけ書かれ、古来はハイタカの尾を持つとされたようだが、唐代には魚の姿になった。海上の鯨に似ているともされるが、確定したイメージは無い。『螭』の字は『竜の子』、『竜のメス』、『伝説上の猛獣の一種。虎に似て鱗がある。』、『蛟』という意味がある。

虎やら魚やら色々記述がありますが、私的にはもはやシャチホコ。
でもシャチホコも天守閣から広大な地を見守ったシンボルですから、遠くを望むっていうのはシャチホコ的でもいいのかな。

 

三男 蒲牢(ほろう)
吼えることを好む。

龍生九子の一、蒲牢は吼えることを好むという。蒲牢が吼えるのは鯨に襲われている時とも、逆に襲っている時ともいわれ、または、蒲牢に襲われた鯨が吼えていて、それを蒲牢が好む、ともされる。故に梵鐘などの釣鐘の鈕の飾りとなり、鐘の音を大きく響かせるのを手伝っているという。

出典蒲牢 Wikipedia

鐘の飾りとされたっていうのから記憶をたどると、確かに蒲牢(ほろう)だったかもしれない装飾があったかも…。流線的な姿はまさに龍とも、海を泳ぐ波門にも想えます。その音が多くの人に届けってお守りだったんでしょうね☺️

 

四男 狴犴(へいかん)
憲章ともよばれる。力を好む。

姿は老いた虎に似ていて威力があり、訴訟を好む。故に監獄の扉や、官庁の正面の広間の両側の格子窓の意匠となり、監獄の異称となった。

彫りが粗いのかなんなのか(笑)どセンターに歯をひん剥いてる獣の耳が何やらふさふさ…。ツンデレならぬ、鬼オコと共存するプリティーさ🤣
垂れた耳のように見えてるのはおそらく両脚ですね…😂

 

五男 饕餮(とうてつ)
体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔などを持つ。飲食を好む。

何でも食べる猛獣、というイメージから転じて、魔を喰らう、という考えが生まれ、後代には魔除けの意味を持つようになった。一説によると、蚩尤の頭だとされる。 殷代から周代にかけて饕餮文と呼ばれる模様が青銅器や玉器の修飾に部分的に用いられる。

出典饕餮 – Wikipedia

その姿がいろんなキャラがひしめきすぎて、一体どの辺をひろえばいいのか分かりませんが、そのせいで案外可愛い狛犬のようです。

六男 蚣蝮(はか)
水を好む。

水を好み、柱や雨樋、橋や、水路の出口の意匠として彫られる。

出典蚣蝮 – Wikipedia

次男の螭吻(ちふん)と同じくお魚ボディーですが、どちらかというと六男 蚣蝮(はか)はチャーミングな感じ。お水大好き✨な無邪気さが伝わりますね!

 

七男 睚眦(やず)
殺すことを好む。

ヤマイヌの首をもち、気性が激しく荒く、争いや殺す事を好む。よって、刀の環や、剣の鯉口、武器や罪人を処刑するための鎌や矛に彫られ、古代には軍旗などの図案に多く用いられた。

出典睚眦 – Wikipedia

ハンマーヘッドシャークばりに口から斧とさらに剣が刺さってるシルエット(笑)

戦いへの姿勢を体現しまくりです。でも強い将の役割は必要だったんでしょうね。

八男 狻猊(さんげい)
煙や火を好む。

獅子に似ている姿である。煙や火を好むという。故に、寺院の香炉の脚の意匠にされる。

出典サン猊 – Wikipedia

獅子自体も魔除のシンボルとしてよく用いられますが、獅子っぽいくるんくるんパーマが愛らしいです。

九男 椒図(しょうず)
閉じることを好む。

姿は蛙にも、タニシやサザエのような巻貝やカラス貝にも似ている。閉じる事を好み、他所者が巣穴に入る事を嫌う。故に、門扉の握り輪を咥えているという。

出典椒図 – Wikipedia

正直、八男の狻猊(さんげい)と激似なのですが、見分けるポイントは口の下に門扉の握り輪です。守りを固める、大切なものを守る、そんな強固な姿勢が見て取れます。

 

兄弟の絆

ざっと龍のファミリーを紹介しましたが、なんとこの兄弟たち。親である龍から才能を受け継いだものの、龍にはなりきれなかったとか…。

(子供目線で考えるとですが💦)、お父さんみたいになりたーいって気持ち、少なからずあったと思うんです。

でも、どうですか?この兄弟たち。

それぞれが自分が輝ける場所や得意を武器に生きている。

 めっちゃそれぞれが自分の好きを貫いてると思いません? 

実はこのところの情勢もあって、竜生九子のビーズを繋ぎたいなって思ったきっかけは、龍の持つ様々な才能を味方にしたいって思ったからもあるんですが

改めてひとりひとりのキャラクターに触れると愛おしくなり、強さとかそう言うのもどうでも良くなってきちゃって🤣

 

だってね!勝手に想像できちゃったんですよ。

お兄ちゃんは迷ったり戸惑ったりしてる弟くんを導いたり、兄弟誰かが困ってたらみんなで助けちゃう。

 

  ✨ 家族っていいなって思っちゃいました (о´∀`о)✨   

 

 

 

龍にはなりきれなかったかもしれないけど、補い合える喜びを知ったんじゃないかな☺️

自分が生きる場所で自分を活かす大切さ、

考えさせられました。

 

龍にも格があるって知ってました?様々な吉祥モチーフについてもお伝えします。

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